2012年1月11日水曜日

ニュー・イヤーズ・イブ

原題 NEW YEAR'S EVE

公開直後に連れと観に行った作品
クリスマス・年末最終週の休日ということで映画館は満席、そもそもこの映画館は大型ショッピングモールの中にあるため、帰路のモールの駐車場から道に出るまで30分も掛かった。
2011年冬の映画は「ミッション・インポッシブル4」が筆頭で次ぐのが「リアル・スティール」あたりで、連れはこのどちらかに食指を動かすだろうと思いきや意外にも今作をチョイス。
恋人と一緒にロマンス映画を観に行く機会に恵まれていなかった連れにも、女性らしい一面がああるんだなぁ、と独り合点していたら。
理由が「John Bon Joviが出演しているんだもん」
ああ、そうですか.......
ロマンスを求めていたのはどうやら私のほうらしい(苦笑)

作品について
オムニバスのストーリーでそれぞれの人物が別のストーリーの人物と接点があるというもの。
8つのストーリーの人物がどの話の人物と繋がっていくのか想像と異なり、その繋がり方が巧みです。
中でもヒラリー・スワンク演じるタイムズスクエアのコーディネイターが会いに行きたい人はてっきりあの人だと思っていたのに、まんまとゲイリー・マーシャルの術中にハマってしまいました。

2011年は国外・国内とも耳に入ってくるニュースは驚天動地なものばかりで震災、原発、ユーロ危機、円高、洪水などなど、世界はあんまり明るくない。
2012年は事態が改善すること、「福来る」の報を望んでいる人が至るところにいるし、そんな世界へゲイリー・マーシャルからの贈り物の作品だと感じている。
この作品が名作と呼ばれない時代が来ればいいなぁ、と思う。
今作が名作と評されている間はあまり世界がハッピーではないのだろうから。

それにしてもNYCはオシャレな街だ。
観賞して2週間ほど経過している今、思い当たることがある。
O・HENRY(高校の英語のテキストに出てくる「賢者の贈り物」や「最後の一葉」でお馴染み)が書いていたNYCと繋がるなぁ、と。
世界に向けて発信する文化(今作ではミシェル・ファイファーがクリアしていくスポットが顕著)や男女の会話がオシャレだし、命が終わり、命が始まり、命を生むための愛の物語が描かれている。
O・HENRYが生きた時代は車ではなく馬車だし、電力もないのだけど。
人と人が織りなすことは何時の時代も普遍だ。

最も好みのストーリーはミシェル・ファイファーとザック・エフロン(最後まで彼だとは気づかなかった)のもの。
ワーカーホリックの連れも一番好んでいた様子
自己投影しているのではなかろうか?

エンディングロールのお茶目集・NG集、ロバート・デ・ニーロとハル・ベリーのお茶目に爆笑してしまった。

そうそう。
エレベーターでかわい子ちゃんと二人っきりで閉じ込められたいというシチュエーションを映像化してくれてありがとう。
エロ心が先行せずに高校生・大学生の頃のピュアな心に帰れたような気分に浸ることができた。

映画鑑賞後、街中へ移動してイルミネーションを眺めながらのひとときを過ごした。
今作の余韻に浸った私はいつになく直球勝負で連れに愛の言葉を投げ込んだ。

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